あらすじ
妊活に取り組む奈々と大器は、タイミング法から人工授精へのステップアップを決意する。
それに合わせて奈々は、勤務先のダイビングスクールにシフトの変更を申し出た。
だが、上司の倉持から、他のスタッフから苦情が出ると面倒だから急な変更はほどほどにするよう注意されてしまう。
人工授精日を翌日に控えた奈々は、仕事で来院出来ない大器に、精子を採取する専用キットを渡す。
大器は、より良い精子を作るために情報を集めただけでなく、ふんどしまで用意していた。
数日後奈々は、人工授精を受けたもののリセットしてしまい落ち込む。
するとそこに琴音から電話が入る。
外出先で破水をしてしまったというのだ。
奈々は、救急車の手配をすると、琴音の元へ駆けつけた。
琴音は、緊急の帝王切開を受けることになった。
奈々は、パニックを起こしている琴音に付き添い、手術にも立ち会った。
子どもは無事生まれたが、小さかったためにしばらくは保育器に入ることになった。
奈々は、病室に戻った琴音に付き添っていた。
琴音は、「妊娠や出産を軽く考えていた」と自分を責めた。
奈々は、そんな琴音に「出産に立ち会って改めて赤ちゃんの誕生は奇跡だと思った」と話す。
偶然その会話を聞いてしまった聡子は何かを感じとり、「子どものことで何か辛い思いをしているのか」と大器に尋ねた。
そこで大器は、不妊治療をしていると聡子に打ち明ける。
大器とともに病院を後にした奈々は、リセットした直後だったが、琴音の出産を体験して子どもが欲しいと強く思えたと話す。
そして、「必要以上に羨ましいと思うのを止めた。だからこう思うようにしたの。私は妊娠できないわけじゃない。まだ妊娠してないだけだって」奈々はそう大器に話した。
勤務先への不妊治療の報告と上司の理解
近年、話題になった「生理休暇」についての記事を思い出しました。
生理休暇の記事のコメント欄にとても心にグッときた文章がありました。
「母親の生理が無ければ、俺は産まれてこなかったと思う。俺には生理の辛さなんてわからないけど、女性が出産するときの痛みは男からすれば失神レベルって聞くし、もし機会があれば体験してみたいと思った。」
考え方は賛否両論ですが、世の中には鬼だけではなくこんな心優しい方もいるんです。
やはり会社も理解するべき事ではあると思うんです。
「無理するなよ」の一言だけでもこういう時は嬉しいんです!!!(笑)
「不妊治療をやっているんです」なんて中々他人には言えないこの世の中。
でも、中には仮病を使う人がいますよね。
だから、男性からの信用が浅いのかなと思います。
これは、女性側にも問題があります。
なので、有給を使う方が増えてきているのだそうですよ!
でも有休を使えない人は、泣く泣く退職という選択もせざるを得ない会社もあるそうです。
難しい問題ではありますが、お仕事をしやすい環境をつくるのもプロの仕事ではないでしょうか?
そして、頑張っている方に対してデリケートな発言は人として言語道断です。
人工授精の失敗
大器と奈々は、タイミング法から人工授精にステップアップしました。
人工授精を成功させるため、大器は下着をフンドシに変えて精子に気遣っていました。
不妊症率について
日本の不妊症率についてのブログはコチラです。
不妊症の原因はおおよそですと女性に46%、男性に25%、原因不明が33%です。
男性には原因がないと思っている方が未だにいますが、残念ながらそんなことはありません。
原因不明といっても何が原因不明かもわからないですよね?
わたしたちが考える原因不明のもの(男女別)
《女性》
- 卵子の質低下
- 空胞卵
- ピックアップ障害
- 子宮・卵巣の機能低下
- 子宮頸管粘液の異常(抗精子抗体)
- 染色体異常(着床不全)→詳しくはコチラ
《男性》
- 精子の運動率低下
- 精子の数の減少
- 性障害(インポテンツ)
- 染色体異常
男性と女性で分けてみてもこれだけあるんです。
一般的にクリニックでは異常がみられるものは原因と判断されますが、やはりエコーで見えないものやホルモンなどの数値に反映されないものは原因と判断しにくく原因不明となります。
これは不妊だけではなく、腰痛などの骨肉の問題でも同じことが言えますよね。
妊孕性の低下
原因不明のもので一番言えることは、「年齢」なんです。
以前のブログにも書いてある通り、妊娠できる力が低下していくことを表します。
特に卵子は赤ちゃんの時から持っている細胞であり、尚且つ年齢を重ねるごとに数千万単位で消えていきます。
お肌などの細胞は再生能力が備わっていますが、卵子の場合は再生能力がなく古い卵子は代謝されるばかりです。
そして、年齢と共に年を取っていく細胞はお肌だけでなく、卵子も同じなんです。
年齢が上がるにつれ、卵子の数はどんどん少なくなり排卵できる卵胞がなくなると閉経を迎えるのです。
さらに妊孕性とはあまり関係ありませんが、人間は血液がないと臓器の機能が維持できず動きません。
血液は全身を巡っているものではありますが、子宮や卵巣は臓器の中でも優先順位が低く、血液が乏しい場所です。
ですので、臓器も細胞でできていることから卵子も血液で栄養されていることが言えます。
例えば、ご飯を食べたとき胃の内容物を消化しようとするために全身の血液はお腹の方に集中します。
また運動をしているときは、筋肉の酸素消費量が増えるので、筋肉に集中します。(詳しくはコチラ)
ですので、血液の流れを良くするために温めたりストレッチをするということ、何より必要な栄養を摂るということは必要不可欠となります。
鍼灸で妊娠率の上昇が報告
《アメリカの生殖医学学会誌によると鍼灸が不妊治療に有効》
胚移植日に鍼灸治療を行うと体外受精、顕微授精の妊娠率を上昇させる
胚移植日に鍼灸治療を行なうと体外受精、顕微授精の妊娠率を上昇させる273例を研究対象とし、鍼を行なわない組では22%の妊娠、鍼治療組では36%の妊娠率となり、鍼灸治療を行なった組に有意に妊娠率が高くなった。
2006年デンマークの発表(Fertility&Sterility(アメリカの生殖医学学会誌)より
体外受精例に鍼灸治療を3回行い、鍼治療群に妊娠率が高かった
体外受精と顕微授精例の黄体期に鍼治療を行なうと妊娠率が有意に高かった225例を対象としたもの。鍼灸を行なわなかった組では13.8%、行なった組では28.4%の妊娠率で、鍼灸治療組の妊娠率が高くなった。
2006年ドイツからの発表(Fertility&Sterility(アメリカの生殖医学学会誌)より
《日本国内での新聞記事》
針灸治療で妊娠率アップ
体外受精の前後に、女性の体をリラックスさせるハリ治療をすると、妊娠率が大幅に向上するという研究結果を、ドイツと中国の研究チームがまとめた。
米生殖医療学会誌に掲載された報告によると、同チームは、体外受精をうける女性百六十人を二つのグループに分け、一方に体外受精の際、受精卵を子宮に戻す前後にハリ治療を実施。もう一方のグループには、ハリ治療をせず通常の体外受精を行った。その結果、ハリ治療グループの妊娠率が42.5%に上がり、通常治療26.3%を大幅に上回った。体外受精の妊娠率は、高くても三割程度とされた。繰返し治療を受けるカップルの精神的、金銭的な負担が問題になっている。妊娠率が向上する詳しい理由は分からないが、同学会のサンドラ・カーソン次期会長は「確実に検証されれば、妊娠率向上に役立つ手法になる可能性があると注目している。
「2002年4月30日 夕刊讀賣新聞の記事」(ワシントン 館林 牧子)
1000人の女性に対しての研究
胚移植前後にレーザー鍼を行ったところ着床率が15%上昇した。
「2009年の研究結果」
まだまだ多数の報告があります。
このように、近年鍼灸で妊活の成功率が上がることは、科学的なエビデンスが揃い始めています。
鍼灸は以下の効果が期待されています。
- 生理不順の改善
- 排卵の誘発
- 骨盤や子宮内膜の血行促進
- 不妊治療に使用されている薬の副作用の減少
妊娠するために必要なホルモン分泌や妊娠維持のための子宮環境などを整えることはもちろん、免疫力を高め、心身を健康にすることによっても妊活の成功率をより高める役割も果たします。
妊娠できないわけではなく、まだ妊娠していないだけ
ドラマでこの言葉聞いた時に、心に響いた方多いのではないでしょうか?
わたしが聞いた時「頑張れ!!」って応援したい気持ちがさらに強くなりました。
でも実際、本当にそうだと思うんです。
あれだけ妊活で悩んでいた方が、ある時「妊娠できました」の報告をしているのはこの世の中にたくさんいるんです。
「年齢に関係なく月経がある女性は妊娠できる可能性がある」というのは間違っていないんです。
「クリニックの医師は診察して薬を処方するだけで何も相談に乗ってくれない」とか「診察は30秒だけ」というクリニックもあるそうです。
これで妊娠できればなんの問題もありませんが・・・
こういった方が鍼灸や整体の力を信じて来てくれています。
Hinataもまだまだ勉強不足な面が多々ありますが、毎日コツコツと勉強しております。
毎日が勉強と言っても過言ではありません。
現代の医療は発展し、これからもっと進歩すると思います。
妊活を頑張っている方へ
不妊治療は薬だけではありません。
もっと視野を広げてみてください!
鍼灸や整体の魅力を私たちがお教えいたします!!
気になっている方、妊活に限らず鍼灸を受けてみたいという方も大歓迎です!
鍼灸と整体の力を是非お試し下さいませ♪