ドラマ 隣の家族は青く見える #4

 

 

【あらすじ】

奈々は、担当医の片岡から、人工授精へのステップアップを勧められる。

奈々が自宅に戻ると、大器の母・聡子が来ていた。

聡子は、差し入れの食材と一緒に、体に良いというジュースや冷え予防の靴下、いくつもの子宝グッズを持参し、奈々を困惑させる。

仕事を終えて帰宅した大器は、棚に並んだ子宝グッズの数々を見てあ然となる。

その際、奈々は、人工授精を勧められたことを大器に告げた。

すると大器は、理屈ではわかっていても抵抗感があると言い出す。

そんな時、奈々の母・春枝が伊豆から上京してくる。

日光で開かれる同窓会に出席するにあたり、奈々のもとに立ち寄ったのだ。

奈々は、不妊治療のことを春枝に打ち明けた。

すると春枝は、「子どもは自然に任せる方が良い」と言って治療に反対する。

そこに帰宅した大器は、ふたりの空気を察して明るく振る舞った。

が、春枝の反対にショックを受けた奈々は、「不妊治療を諦めるしかないかな」と言い出し……。

大器は、妹の琴音に呼び出されていた。

無痛分娩を望む琴音に対し、夫の啓太が自然分娩じゃないと子どもに愛情がわかないなどと言い出し困っているのだという。

「自然神話」に取りつかれた人は説明してもなかなか納得しない、という琴音の言葉が、大器の胸に刺さった。

奈々の母が同窓会から帰宅し、リビングで一緒に寝ることにした奈々と春枝は、お互いの思いを語った。

奈々は、春枝のようなお母さんになることが夢だったという。

一方春枝は、奈々のように仕事を持てば良かったと後悔していたらしい。

「ごめんね、普通に妊娠できる体に産んであげられなくて」。

春枝はそう奈々に告げた。

奈々は、「お母さんが責任を感じることじゃないから」と返したが……。

あくる朝、大器が起床すると、すでに春枝の姿はなく「ちょうど帰ったところ」だという。

すると大器は、慌てて家を飛び出し、春枝の後を追った。

春枝に追いついた大器は、自分でまとめた人工授精と体外受精の資料を渡し、もう一度考え直してほしいと頼む。

「奈々が幸せになろうとして不妊治療に取り組んでいることを理解してほしい」大器はそう続けた。

春枝は、大器の思いを受け止め、「奈々のことをよろしくお願いします」といって頭を下げた。

大器の実家を訪れた奈々は、聡子に春枝からの手土産を渡すと、もらった子宝グッズを愛用していることを伝えた。

その後、レディースクリニックへと向かった奈々は、片岡医師に人工授精に取り組む決意を伝える。

 

 

人工授精へステップアップ

 

クリニックでの不妊治療は、3段階のステップがあります。

 

タイミング法→人工授精→体外受精・顕微授精となります。

 

 

タイミング法

 

 

排卵日に合わせて性交を行い、妊娠を目指します。

 

クリニックでは、卵胞の大きさをエコーで確認しタイミングを取る日を決めていきます。

 

排卵日は、基礎体温が唯一の指標となりますが実際はどうなっているのか誰にもわからない事です。

 

ですので、基礎体温以外にも排卵検査薬を使用してタイミングを取るというやり方がより正確だと考えられます。

 

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タイミング法は、文字通りタイミングが大切です。

 

排卵日の2日前からが排卵のピークですので、排卵検査薬を使用するなどをしてしっかりタイミングを見計らいましょう。

 

 

人工授精

 

 

クリニックでは約3周期程タイミング法にトライした後、次の段階にステップアップします。

 

人工授精は採取した精子を洗浄し、直接子宮内に注入し卵子と精子が出会う確率を高める方法です。

 

名前が「人工」とついているので、あまりいいイメージを持たない方が多いと思いますが、タイミング法とさほど変わらずむしろ自然妊娠に近い方法と言えます。

 

タイミング法との大きな違いは、精液を直接人工的に卵管にめがけて注入するということだけです。

 

卵子と精子の受精は卵管内で行われるため、卵管にめがけて管を使い精子を直接注入します。

 

そのあとは、精子と卵子が上手く出会ってくれれば自然妊娠と変わりはありません。

 

「出会いのお手伝い」という捉え方でもいいかもしれませんね!

 

私たちでいうと「彼女が欲しい男性に女性を紹介する」というイメージでしょうか?

 

一般的に人工授精は、タイミングの次の段階として捉えられていますが、男女の生殖器などに問題があることで最初からこの方法を選択するケースもあります。(以下をご参照下さい)

  • 精子の運動性や数に問題がある
  • インポテンツ(性交障害)などがある
  • 卵管狭窄症や子宮頸管に異常がある
  • 抗精子抗体がある(女性)
  • 不妊の原因が不明な場合

 

最近の人工授精は、採取した精子から細菌感染などから守るため精子を洗浄して、比較的運動率の良い精子を抜粋して注入するやり方が多くなってきました。

 

気になる妊娠率ですが、そもそも「妊娠」自体が奇跡といわれるほどですので、本当にわずかな確率ということは想像できますよね?

 

タイミング法での妊娠率が3~5%に対して、人工授精の場合は7~10%です。

 

中々の確率ですので、1回のみの人工授精で授かる方は少なく4~5回のチャレンジは必要であると考えられます!

 

もちろん、1回で懐妊できればとてもいいですが、妊娠がゴールという訳ではありませんので妊娠できたけど流産してしまうというケースも少なくありません。

 

厚労省の調査によると、人工授精を4~5回ほど行っても妊娠に至らない場合、それ以上行っても妊娠できる確率がゼロに近いことが明らかになっています。

 

タイミング法でもそうですが、人工授精をある程度行っても妊娠に至らない場合、「ピックアップ障害」や「卵子の質の低下」が考えられます。

 

ピックアップ障害は、卵巣から卵子が排卵する時に卵管の延長にあるヒダがうまく卵子を卵管に迎えられないことをいいます。

 

この障害は未だに原因がわからないのですが、ホルモンの影響が関与しているのではないかと考えられています。

 

 

体外受精

 

 

人工授精からのステップアップで、体外受精があります。

 

女性の卵巣から卵子を採取し、体外で精子と卵子を受精させ数日間培養し、受精卵の細胞分裂が開始すると同時に子宮内に戻す方法です。

 

胚移植や配偶子卵管内移植、顕微授精、凍結卵移植なども体外受精に含まれます。

 

2017年9月に日本産科婦人科学会が発表したデータによると、2015年の1年間での生殖補助医療の治療周期数は42万周期を超えています。

 

また、年別に日本で、体外受精、顕微授精、凍結胚移植により誕生した子どもの数を示したものでは、2015年の1年間で、出生児数は51,000人を超えています。

 

凍結胚移植の周期数が最も多く、現時点で、日本で誕生しているいわゆる体外受精児の約8割が、凍結胚により生まれてきています。

 

そして、1978年に世界ではじめての体外受精・胚移植による赤ちゃん(Louise Brownルイーズブラウン)がイギリスで誕生してから35年以上が経過しました。

 

そのルイーズブラウンもすでに自然妊娠・出産が報告されており、次の世代は体外受精をしないと妊娠できないということはなく、自然妊娠できるということが証明されています。

 

日本でも現在までに体外受精・胚移植によって30万人以上の赤ちゃんが誕生しており、体外受精は技術的にも安定し、信頼性の高く安全な治療法のひとつとして、広く施行されています。

 

 

大器(旦那さん)の気遣いと想い

 

 

第1話のブログで、「妊活は夫婦二人三脚」という題でお話しさせていただきました。

 

今までも食事に気を付けていたり、ストレッチをしたり、身体を冷やさないように温めたりと奈々が頑張っているのをみて、大器も一緒になってやってみたりしていましたよね!

 

毎晩飲んでいたビールをお休みしたり、食べたいものが食べれなかったり・・・

 

旦那さんの気遣いって本当に大変だと思います。

 

でも、大変なことも夫婦で共有することで辛さも紛らわせることができますし、奥さんの負担が半分になります。

 

一緒にお料理を作ってみたりするときっと楽しい夕飯づくりになると思いますし、たまには男メシという名の簡単なお料理をしてあげると奥さんも喜ぶと思いますよ!

 

 

不妊治療での妊娠の偏見

 

 

やはり大器も最初は人工授精には抵抗があったみたいですね。

 

何をされるかわからないし、痛そうなどのイメージがあると思います。

 

でも、大器も奈々も「やっぱり子供が欲しい」

 

そんな想いから大器も「何か自分にできることはないか」と考え、人工授精や体外受精について一生懸命何日もかけて調べた。

 

でも、義理の母に不妊治療を反対されてしまいました。

 

誰だって自然に越したことはないでしょうし、子供が欲しい時にサッとできればここまで苦労しません。

 

不妊治療はこういうものだということを自分で勉強した知識と資料を奈々のお母さんに渡し、「奈々は幸せになろうとしているんです」と想いを伝えている場面をみると、旦那さんのキモチが義理の母に伝わるいい場面ですよね。

 

実際に奈々はそこにはいませんでしたが・・・(笑)

 

旦那さんがここまで妊活に積極的にやってくれると、奥さん的にはとても嬉しいと思いますし実際に子供が出来たときに「大切に育てよう」という想いがより一層湧いてくるのではないのでしょうか。

 

今の医療は進歩しているので、ほとんど痛みがなく受けることができる治療がほとんどだそうです。

 

卵管に管をいれるなんて考えただけでもゾッとしますが、こちらもほとんど痛みがないんだそうです。

 

不妊治療に偏見を持っている方がいましたら、ぜひこの記事を見せてあげてください!!

 

ただ、人工授精と体外受精は自由診療扱いになりますので、自費になります。

 

人工授精は1回が5000円~、体外受精は1回30万円~となります。

 

クリニックによって価格は変わってきますし、何より1回の治療が高額ですのでステップアップする際には必ずご夫婦で相談の上判断しましょう。

 

 

まとめ

 

 

  • クリニックでは3つのステップがある
  1. タイミング法:排卵するタイミングを見計らって妊娠を目指す方法
  2. 人工授精:採取した精子を直接子宮内(卵管内)に注入し、卵子と精子の出会いのお手伝いをする
  3. 体外受精:顕微授精や胚移植、凍結卵移植などの総称
  • 排卵検査薬のオススメ「ドクターズチョイス
  • タイミング法は保険を使える場合が多い
  • 人工授精や体外受精は自由診療となるため、全て自費となる
  • 不妊治療はあくまでも妊娠のお手伝い!偏見を持つ必要もないですし赤ちゃんへの影響もない!

 

 

 

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