第3話 あらすじ
最後のタイミング法に臨む奈々は、レディースクリニックの医師のもとを訪ねる。そこで片岡は、‘‘クロミッド’’という排卵誘発剤を勧める。
奈々は、大器の実家が営む焼き鳥店『いがらし』を訪れる。義母の聡子(高畑淳子)は、妊娠中の娘・琴音が胎動を感じるようになり喜んでいた。その姿を見つめていた奈々は複雑な心境だった。
奈々は、どこか気持ちに余裕がなく、日々の生活でもイライラすることが増えていた。
相談を受けた片岡は、「ホルモンが活性化すると神経が過敏になり、イライラすることもあると思う。妊活はできるだけリラックスすることが大切だから、大器と話し合う時間を持つのもいいのではないか」と助言する。
仕事帰りの奈々は、急にめまいを感じ、エントランスの前で倒れてしまう。
それに気づいた朔は、奈々を五十嵐家まで連れていき、介抱する。
その夜、奈々は、生理が来ていなことに気づく。
大器とふたりで、妊娠の兆候について調べると、いくつも思い当たることがあった。
奈々は、体を冷やさないために、ダイビングスクールの仕事も学科に回してもらえるよう頼み込む。
料理をしている最中に急に気分が悪くなった奈々は、妊娠検査薬を買いに行く。
そこで奈々は、琴音に頼まれて妊娠線予防のクリームを買いに来ていた聡子と鉢合わせしてしまう。
奈々は、聡子に気づかれないよう注意しながら、妊娠検査薬を購入したが、そんな奈々の姿を見ていた聡子は、さっそく琴音にも報告をした。
だが妊娠検査薬を試した奈々は、妊娠していなかったことを知って落ち込む。
大器は、奈々が妊娠していなかったことに落胆するが、すぐに気持ちを切り替え、奈々を誘って静岡県御殿場市にある御胎内清宏園を訪れる。
ふたりは、園内を散策した後、御胎内洞窟に入り、子宝や安産のご利益があるという御胎内神社でお参りをする。
帰宅後、大器は、特製のお好み焼きを作り、奈々にもビールを勧めた。
「気持ちも1回リセットしたほうがいい」というのだ。
そんな大器の優しさに触れた奈々は、琴音に初めての胎動があったとき「喜んであげられなかった自分が嫌だった」と打ち明ける。
大器は、「こんなに待ちわびているのだから絶対いつか俺たちのところにも来てくれる」と言って奈々を元気づけた。
「カラダがリセットされたら心もリセットする」妊活は2人3脚です!
ドラマでは義理母からの期待や妹の胎動報告、更に検査薬で調べても妊娠していなかった事実を知って希望を失いかけていた奈々。
そんな奈々の為に大器は気晴らしに神社のお参り、カラダがリセットされたら一旦すべてをリセットする。と提案してくれた旦那さんの優しさがとても身に染みてきます。
妊活は1人でやることではないですし、1人で抱え込む問題でもないです。
「カラダがリセットされたら心もリセットする!」
この一言をあなたはどう思いますか?
「よし、切り替えて頑張ろう!」
「この人何考えてるの?妊娠できなかった私に励ます言葉は??」
妊娠できない身体にイライラしていたり、身内の報告に素直に喜べない感情が混ざり心に余裕がないとそう思ってしまうのも無理はないです。
そして言葉は、伝え方などで勘違いさせてしまうことだってあります。
でもこの言葉で言えることは
リセットはまた新たなスタートという意味でもありますし、気持ちを切り替えて頑張ろうといった意味がこの言葉にあると思うんです。
よーく考えてみると、旦那さんの優しさがあふれる言葉ですよね。
気持ちを入れ替えて今回の周期で新しく何かを取り入れてみたり、ドラマのように気分をリフレッシュさせるために子宝神社や子宝の湯などのスポットに行ってみるのも一つの手です。
妊活は焦り・不安・周囲からの目線や価値観の違いなどいろいろなストレスがありますから、神経質になりやすい方が多いですし、些細なことに過敏に反応してしまいますよね。
妊活を始めるにも、いろいろと思考錯誤が必要になってきますので、いくつか参考にしてみて下さい。
妊娠しやすいカラダづくりとは??
もう少し手っ取り早い方法はないのか?と思うかもしれませんが、
今までの生活習慣や食事を見直して妊娠しやすいカラダを作っていくことが意外と大事だったりするんです。
人間は食べた物からカラダが作られていきますよね。
少し難しいお話しになりますが、生物学的に細胞から一人の人間を形成するためには、膨大な血液量とその中に栄養がないと形成が不可能なのです。
1人の人間につき細胞の数はおよそ60兆個。
果てしない数ですよね・・・
女性は毎月月経が来ますので、男性よりはるかに血液量は少ないですし、そんな中でもう一人カラダに宿す・・・となると元々ある血液が少ないカラダにとっては自分のカラダを守ることが優先されます。
そうなると、やはりこの時点で「妊娠」というワードはイメージつきにくいのはなんとなく想像つきませんか?
少しストイックな言い方だと思いますが、あなたのカラダにとって必要なもの(良い物)、そうでないもの(悪い物)と断捨離しながら妊活していくと自分のカラダときちんと向き合うことができますし、わかるようになります。
スポーツ選手のカラダづくりと似ていますね?
というような考え方でやってみるとカラダは正直ですので、変化を実感できたりしますし妊活の考え方も変わり楽しくできるのではないかと思います。
そういった栄養学的な指導もさせていただいております!
妊活に必要とされる栄養素と摂取量
【主な栄養素と摂取量】
①セレン:200~400mcg 欠乏すると精子数の減少がみられる
②ビタミンC:2000~6000mg 精子の生産に必須。運動性を高める。
③ビタミンE:800IU ホルモン生産のバランスに必須。生殖器に酸素を供給し精子数増加。
④亜鉛(Zn):80mg 生殖器の機能に必要。精液中に高濃度でみられる。
⑤オメガ3必須脂肪酸:アマニ油を大さじ1~2杯 生殖機能に不可欠。
⑥マンガン:4mg 性ホルモンの生産保持
⑦ビタミンA:15000IU 生殖腺の機能に重要
⑧ビタミンB群:50mgを3回にわけてとる
→パントテン酸:ホルモン生産とストレス対策の働きを持つ
→ビタミンB6:細胞内のDNAとRNA合成に必要
→葉酸:卵子・精子・遺伝物質の保護、血液を生成する
→ビタミンB12:妊娠をサポートする
やはりビタミンやミネラルは、欠かせないですね。
アマニ油については別途、ブログにてお話しさせていただいております!
卵子の老化を早めてしまうのも栄養不足の1つですので、バランスよく食事をすることが大切です。
排卵誘発剤について
- クロミフェン(クロミッド)
- フェマーラ(セキソビット)
- HMG製剤(卵胞刺激ホルモン+黄体形成ホルモン)
以上3種類の誘発剤をご紹介します。
クロミッド
排卵誘発剤の中で最も効果があり、クリニックでも一番使用される誘発剤です。
排卵障害や無月経などで使用される薬で、エストロゲンの作用を阻害し性腺刺激ホルモンの分泌を促して排卵させる薬です。
ですが、長期にわたり服用しているとエストロゲン作用を阻害する働きがあるため、副作用として[keikou]子宮内膜が薄くなる[/keikou]と言われています。
セキソビット
誘発剤の中でも一番効果が低い薬です。
ですが、無排卵月経や多嚢胞性卵巣症候群、第2度無月経の治療薬としても使用される薬です。
多嚢胞性卵巣症候群などの排卵能力が低い卵巣を補助するには最適な薬ではありますが、クロミッドやソフィアAの方が使用される可能性が高いです。
HMG製剤
別名「ゴナドトロピン製剤」と言います。
ゴナドトロピンとは、卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)のことを言います。
ですので、この誘発剤は卵胞の発育不全、無排卵の方に多く使用されます。
人によって使用方法が異なるのもこのお薬の特徴です。
まとめ
今回は妊活についての考え方、カラダづくり、栄養、排卵誘発剤についてお話しさせていただきました。
これを読んで少しでも妊活に対するモチベーションを維持していただければ幸いです。
心が変われば身体も変わりますし、何より妊娠は奇跡なんです。
「心身は共に繋がっている」という説が東洋医学にはあります。
心が病めば、身体に不調が起こるのと一緒です。
妊娠を目指している人にとっての生理が来ると落ち込む気持ちは・・・1年に1回ある国家試験に落ちた時と同じくらいでしょうか。
落ちたらまた1年待たないと試験はやってこない。生理みたいに毎月あったらいいのになと思います。
毎月あったらその分チャンスがありますし、どこかしらで受かるかもしれないという希望もあります。
これを妊活に置き換えて考えると、妊活はチャンスがたくさんあります!
生理が来ても落ち込まずに、自分にできることをどんどん取り入れて赤ちゃんを迎える準備をしましょう。
私たちも、お手伝いをさせていただきますのでお気軽にお問合せ下さい♪