日本人女性の約9割が生理痛に悩まされている
こんな生理痛の症状ありませんか?
- 下腹部が痛い
- 腰痛がある
- 頭痛がある
- 食欲がない
- 症状が強くて勉強や仕事に集中できない
- 生理になると下痢になる
など、ほかにもたくさんあります。
生理痛は人によって症状の出かた、痛みの強さ(軽度のものから重度のものまで)はさまざまです。
生理痛は大きく分けて2つの原因からなる
虚血性(きょけつせい)の痛み
子宮・卵巣内に『血液が十分に循環できていないことによる循環不全』を引き起こしていることです。
生理は子宮内膜が剥がれ落ちることで起こりますが、その時に子宮も収縮して経血をスムーズに排出させようとしています。
生理痛は、血液の供給が上手くできていないと起こります。
足を「つった」ことはありますか?
「こむら返り」ともいいますね。
あれをイメージしていただけるとわかりやすいです。
筋肉がギュっと固くなって、めっちゃ痛いですよね?
神経と筋肉の連絡がうまくいかなくて、筋肉が思いっきり収縮しているのでめちゃ痛いです。
子宮でも同じことが起こっている状態です。
筋肉が収縮していると血管も収縮してしまいますので、子宮・卵巣内の血流がとても少なくなっている状態です。
すると、必要な栄養素が子宮や卵巣内に上手く供給できなくなります。
これが次の化学性の痛みの原因にも関係してきます。
化学性の痛み
子宮内膜が剥がれ落ちる際に『プロスタグランジン』という科学物質も一緒に放出されます。
プロスタグランジンは、血管内遊走性物質でほぼすべての血管内に存在しています。
主な特徴は、発痛増強作用・血管収縮作用・筋肉収縮作用があります。
子宮の血管に大量に放出されると生理痛のほか、
- 頭痛
- 吐き気
- 胃腸症状(下痢など)
- 腰痛
などの全身症状が現れます。
プロスタグランジン自体は悪者ではないのですが、早く代謝させることがカギになります。
早く代謝させるには流れが必要です。
その場に滞ってしまわないように、血液が必要になります。
生理痛を改善するためには??
カイロや腹巻などで骨盤・腰周りを冷やさない
子宮・卵巣内にたくさんの血液を送ることが虚血性・化学性の痛みどちらにも必要になります。
まずは温めて子宮の緊張を緩めることが大切です。
そのためにまずは、自分でできることをやってみましょう。
子宮がある下腹部と子宮・卵巣を支配している神経が通っている仙骨(お尻の割れ目のすぐ上)辺り、
[keikou]背中と腰の間[/keikou]にカイロを貼ってみてください。
実は子宮や卵巣の感覚神経は背中から脳に向かっていきます。
ここに余計な緊張があると痛みを感じやすくなるので、背中を温めてみてください。
食べ物にも気を付けましょう
- 夏野菜
- フルーツ
- アイス
- 冷たい飲み物
- チョコレート
- コーヒーなどのカフェイン系
- カップラーメンなどのインスタント類
- 乳製品(牛乳・マーガリンなど)
- アルコール
生理痛は冷えが原因と先ほどもご紹介しましたが、食品でもカラダを冷やしてしまうものがあります。
暑い時期が旬の野菜。
これらはカラダを冷やす効果があります。
葉物野菜やキュウリ、トマト、ナスなどですね。
逆にカラダを温める根菜類などがおススメできます。
またフルーツ(特に南国のもの)。
これらもカラダを冷やします。
甘いもの自体がカラダを冷やすとされているので控えると良いでしょう。
アイスは凍っていて冷たい・甘い・乳製品ですので一番最悪なたべものです。
チョコレートやコーヒなどは、カラダを冷やし血管を収縮させ、交感神経を活発にさせる働きがあります。
アルコールは飲むと血液循が良くなりそうな気がしますが、実はカラダを冷やします。
基本的にカラダを冷やすものは、生理前や生理中は控えることをお勧めいたします。
まとめ
生理痛は
[aside type=”orange”]- 虚血性の痛みと化学性の痛みがある
- 血液循環がとっても重要
- 背中や腰周りを冷やさない工夫を
- カラダを冷やす食べ物は控える
生理痛のメカニズムと対策でした!