正常な生理周期は25日~38日。
理想的な妊娠しやすい生理周期はこちらの記事でお伝えしています。
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こちらもチェック!生理周期が理想より短いタイプ
生理周期が28日よりも長い
生理周期が長ければ長いほど、
排卵が遅れている
ということになります。
32日周期なら18日目、
35日周期なら21日目の排卵です。
これは黄体の寿命が14日間となっているからです。
周期から14日を引くとだいたいの排卵日がわかります。
頻発月経の方であれば、もうすぐ生理になっちゃう!
そんな時に稀発月経の方は排卵します。
14日目の排卵が理想ですので
14日を基準とすると、
32日周期だと約4日、
35日周期だと約1週間も排卵が遅れている
ということになります。
排卵が遅い原因は?
卵巣では卵子を包む卵胞と言われる細胞が卵子のお世話をしています。
卵胞が低温期の間にホルモンの作用で大きく成長します。
その成長段階で卵子も栄養とホルモンをもらい成熟してきます。
その卵胞の成長スピードで排卵日が変化します。
卵胞の大きさが20mmを越えてくると、
エストラジオール(E2)の分泌が盛んになり、
E2の濃度が上昇、
その後LH(黄体形成ホルモン)サージと言われる排卵ミッションに移ります。
LHは卵胞内の水分を増やすことによって
細胞が破れて卵子が放出されます。
これが排卵ですね。
ここでたくさんのホルモンが出てきましたが、
細かく書くと凄い量になってしまうので
のちのち細かくブログにするとして
さくっといっちゃいます。
脳からの命令で
「卵を育てよう!」
という命令が出るとFSH(卵胞刺激ホルモン)というホルモンが出ます。
このFSHが色々作用して卵胞を成長させることになります。
FSHの値に問題がなくても、
FSHが十分に卵胞まで届いていなければ意味がありません。
生理周期が長い=排卵までが長いですので
卵胞を育てるFSHがしっかりと卵巣まで届いていない
これが原因で排卵が遅れている、
というのが考えられます。
ホルモンが届いていないということは卵巣の血液循環が良くないことが予想されます。
つまり
排卵が遅れているということは
卵巣の循環が悪くて期間内(14日間)に必要量の栄養やFSHが届いていない
ということになります!
栄養不足の環境で育った卵は質が良い?
とは言えないですよね。
まとめ
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- 生理周期が長い(排卵が遅い)タイプは卵巣の循環不足なことが多い
- 卵胞を育てるFSHの値が正常でも届いてなければ排卵は遅くなる