正常な生理周期は25日~38日と言われていますが
理想的な妊娠しやすい生理周期は前回お伝えしました。
まだお読みでない方はこちらをチェック!
生理周期が短い方は
排卵がいつ起きたか?
がカラダを知る上で重要になってきます。
28日よりも短い25日と仮定してみます。
どのパターンも絶対に妊娠できない!
というわけではもちろんないのですが、
妊娠しにくいパターンがありますので見ていきましょう。
パターンA:排卵日が11日、高温期が14日
このパターン。
正常周期(25~38日内)だから問題ないでしょ!?
・・・と思いがちです。
果たして11日目の排卵で卵胞内にある卵子は成熟しているのでしょうか?
理想的な排卵日の14日を100%とすると
11日ではパーセンテージにすると21.6%も栄養や酸素が不足しています。
排卵していれば、妊娠できる
とか
中の卵子も成熟しているだろう
と思われがちですが数字にしてみると20%は大きいですよね。
もちろん確率を出しただけなので絶対に成熟してないかと言えばわかりません。
誰にも。
ですが、
14日で採卵された卵子が1番成績が良いのは統計が物語っています。
また未成熟の卵子は精子と受精することができません。
体外受精で未成熟な卵子を外で育てる方法(体外成熟培養:IVM)
もありますが
自然妊娠(タイミング法)
や
人工授精(AIH)
では難しいと考えられます。
パターンB:排卵日14日、高温期11日
排卵が14日目前後だし、
成熟した卵子が排卵されているから大丈夫!
・・・というわけにはいきません。
高温期が短い場合ですと黄体機能不全の疑いがあります。
黄体機能不全は高温期が10日未満の場合、
病気として診断されます。
黄体の寿命は14日ですので11日ですと妊娠維持期間が短く、
正常よりもホルモン分泌が少ないことがあり、
受精卵が着床しにくかったり、
流産の原因となります。
パターンC:排卵日が12日、高温期13日
こちらは一見正常に見えます。
ですが卵子の成熟度合い
や
黄体ホルモンの分泌量
に関しては未知な部分があります。
成熟度合いは採卵しなければ分かりません。
このパターンで妊娠するケースはもちろんあるので、
生理が始まってから排卵までの12日間、
しっかりと栄養やホルモンを卵子に与えてあげるサポートが非常に重要になります。
まとめ
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生理周期が短い方は3パターンある。
排卵日と高温期の日数に注目。
パターンA:排卵日短い&高温期14日(卵子が未成熟なことが多い)
パターンB:排卵日14日&高温期短い(黄体機能不全の疑い)
パターンC:排卵日&高温期ともに短い(未知数)
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