ファスティングの準備食ってなに?準備食のすべてを解説します

準備食って何なの?

準備食とは絶食期間(固形物を食べない期間)に入る前に食べる食事のこと。

ファスティングには、

  1. 準備期間
  2. 絶食期間
  3. 回復期間

と3つの期間があり、すべての期間を含めてファスティングと呼びます。準備食も回復食も絶食期間と同じく大事な期間です。準備食や回復食をしっかりやらない場合、ファスティングの効果が得られなくなるばかりだけでなく逆に体調を崩したり、ファスティングする前よりも調子が悪くなることもあるので注意が必要です。

食べられるものと食べてはいけないものがあるので注意が必要です。量や回数は決まっていません(できれば少なめが良い)。

なぜ準備食が必要なのでしょう?

本番に向けて体を整える、体がびっくりしないように準備するといった役割があります。具体的には、

絶食期間中の慣れない空腹感を軽減するため

現代は食べ物が豊富で、多くは普段から食べ過ぎや飲みすぎといった傾向にあります。あなたが普通通りに3食お腹いっぱい食べていて、明日から食べられませんと言われたらどうですか?いきなり何も食べられないというのはいかがでしょう?ストレスに感じませんか?また、いきなり固形物を口にしないとなると血液中の血糖値が急降下し、低血糖状態となって事故が起きるということも考えられます。

肝臓や腎臓の負担を軽減する

ファスティングの主役は肝臓と腎臓です。身体に溜まった毒素や老廃物を排出するデトックスするのが大きな目標になります。いきなり強烈なデトックスを行うと腎臓と肝臓の負担が大きくなりすぎ、ひどい場合には酷い倦怠感や身体に痛みが出ることもあります。

準備食はこのような食べない期間中のトラブルを防ぐという大事な食事になのでしっかり守って食べたいですね。

どんなものが食べられるの?

和食の基本「まごはやさしい」の「さ」抜きの食事です。

まごはやさしいとは?

  • ま:まめ
  • ご:ごま
  • わ:わかめなどの海藻類
  • や:やさい
  • さ:さかな
  • し:しいたけキノコ類
  • い:いも

これらを1日の食事で食べられると理想的という和食の基本です。普段から意識できると妊活にも良いですね。準備食では「さ」の魚は抜きになります。例外でタウリン豊富なイカとタコの刺身はOKです。

その他、主食のお米は大丈夫です。あとは10割そばもOKです。

食べてはいけないものは何?

食べてはいけないものはたくさんありますので注意が必要です。

  • 薬関係
  • アルコール
  • タバコ
  • カフェイン
  • 小麦製品
  • 乳製品
  • 添加物類
  • 質の悪い油

これらはファスティング期間中禁止です。絶食期間中はもちろん、準備食・回復食共通で食べてはいけません。10割そばはOKですが二八そばは小麦粉を使用しているのでできれば10割をチョイスしてください。質の悪い油にはトランス脂肪酸を含む油は控えましょう。サラダ油やコーン油、マーガリン等もNGです。オリーブ油やゴマ油で代用しましょう。

準備食の期間は?

準備食は3~5日間食べることが多いです。体調や普段の食事内容により伸ばすことはあります。

準備食期間は辛い?

一般的に準備食の期間が辛かったという感想は聞きませんが、普段から暴飲暴食されている方やカフェインや小麦中毒になっている方、お酒がやめられない方は食べたい欲が強まり辛く感じるかもしれません。準備食はヘルシーで素朴な食事になると思います。ですが、体に優しい食事の基本となる食事内容なので、妊活中の食事の参考になると思います。この期間に普段の食事を見直してみることも重要です。

準備食とは?まとめ

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準備食とは絶食期間(固形物を食べない期間)に入る前に食べる食事のこと

絶食期間中の空腹感の辛さを軽減するため

肝臓や腎臓の負担を軽減する

食べられるものは「まごはやさしい」の「さ」抜き

食べられないものはたくさんあるので注意

準備食期間は通常3~5日

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