【女性の4大ホルモン】エストロゲンを解説!

 

エストロゲンは別名を女性ホルモンと呼びますが

実際にはエストロゲンの3種+プロゲステロンを合わせて女性ホルモンと呼びます。

 

 

エストロゲンの種類

 

  • エストロン(E1)
  • エストラジオール(E2)
  • エストリオール(E3)

 

 

このようにコレステロールを材料としてエストロゲン3種は作られます。

ホルモンや酵素が関与して様々な化学物質に名前を変えて、

最終的にエストロゲンに変わります。

 

 

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①エストロン(E1)

エストロンは閉経後の主要エストロゲンで脂肪組織より産生される。

材料はコレステロールでアンドロステンジオンから合成されるが一部は卵巣、副腎、肝臓でも合成される。

女性ホルモンとしての作用は弱く、エストラジオールの約半分と言われている。

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②エストラジオール(E2)

エストラジオールは閉経前の主要エストロゲンで卵巣の顆粒膜細胞(卵子を包む卵胞の細胞)から産生される。

エストロゲン3種の中で1番作用が強い。

  • 卵胞の成長を助け、成熟を促す
  • 着床をしやすくするために子宮内膜を厚くする
  • 頸管粘液の分泌を促して精子が入りやすくする
  • 骨作りを促して、血管収縮を抑える
  • 女性らしいカラダを作る
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エストラジオールは不妊症や妊活にとってとても重要なので少し詳しく解説します。

エストラジオールは周期によって数値が変化します。

 

エストラジオールは卵胞内の細胞で産生されますが

産生したエストラジオールを自分で卵胞内に取り込むことでFSHの受容体(レセプター)を増やします。

FSHのレセプターが増えることによって、

さらにFSHが卵胞内に取り込めるようになり、

FSHがアロマターゼを活性化し

さらにエストラジオールが産生されます。

このサイクルがあるため、

エストラジオールの数値が大きい=卵胞が大きく育っている

と仮定できるので低温期~排卵期においては卵胞の育ち具合の評価に用いられます。

 

卵胞が育つにつれて数値が大きくなっていくことが理想です。

排卵に近づいているのに数値が変化しない場合や、

生理中のエストラジオールの数値が高かったりすると卵巣や卵胞に何かしらトラブルがあるのでは?と捉えます。

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③エストリオール(E3)

エストリオールは(E3)はエストロンから作られる。

主に妊娠中の胎児の生命状態の指標として用いられることがある。

母体の肝臓や胎盤、胎児の副腎を経て生成される。

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まとめ

 

 

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3種類

  • エストロン(E1)
  • エストラジオール(E2)
  • エストリオール(E3)

とプロゲステロン(黄体ホルモン)を足した全4種類を総合してエストロゲンという。

不妊症や妊活に重要なのはエストラジオール(E2)

E2は周期によって数値が変化する

E2の値で卵胞の育ち具合(卵子の成熟度)を評価する

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