2022年4月より食品表示法が改正
消費者庁は食品添加物の不使用表示に関するガイドラインを策定しました。
商品包装に「無添加」や「不使用」と記載するルールを厳格化?したようです。
「何が不使用か不明確」などの理由で規制が強化され、違反時の罰則もありるようで無添加などの表示は大幅に減るのではないかとの見解です。
どのように変わる?
では実際にどのような表示になるのでしょうか?
まず、商品のパッケージにでかでかと「無添加」とは表示できなくなるとのこと。
無添加と書くには
○○○不使用
○○○無添加
と○○○のところに具体的に使っていないものを表示しなければならないようです。
その他、無添加だから安心、健康、安全などは一切記載できないこととなりました。
今回の改定により、消費者はどうなるのか?メーカーさんはどうなるのか?興味がありますね。
今まで不妊症や妊活の体質改善でHINATAへ来ていただいているお客様には、添加物の見抜き方をお教えしてきています。
この見抜き方を知っている方は、今回の表示の改定はまったく問題になりません。今まで通りの対策方法で大丈夫ですのでしっかり見てお買い物してくださいね。

日本は添加物の使用が多い?
日本の添加物って
・指定添加物:約400種類
・既存添加物:約400種類
・天然香料:約600種類
・一般飲料物添加物:約100種類
これだけ使用が認められています。約1500種類ですね。
添加物の使用は、世界的に見ても少ないとは言えない数だとは思います。
ただ、外国でも日本とは基準が違ったり添加物として認めているかいないかもまちまちなので、一概に「日本は添加物大国だ!」とは言えないことは事実だと思います。
消費者目線ではどうなの?
今回の改定の経緯は
消費者庁は「無添加は健康で安全」というイメージが独り歩きすると、添加物が入った食品の安全性が逆に疑われかねないと問題視。原材料に添加物が使われていても、加工時に添加物を使わず「無添加」とした場合など「添加物を一切使用していない」と誤認する懸念もあるとして、規制に乗り出した。
ということだそう。
なんとなく言いたいことはわかるのですが・・・
あまり添加物を気にされない方はやはり「価格買い」「パケ買い」をするでしょうし、気にされる方は見抜き方を知っています。
スーパーで買い物しているときに観察していると、大体はこの2つのパターンでお買い物されていますね。
特にパケ買いする方で無意識に無添加と書かれているものに手が伸びる方もいるでしょう。
なんとなく「無添加と書かれていれば安心」と考えている方も多くいらっしゃいます。
パケ買いする方は今回の改定が不利に働くように感じます。
添加物を避けるにはどうすればよいか
シンプルですがこれだけやっておけば大丈夫です。
・見抜き方を知る
・入っているものを確認する
・調味料や総菜などに頼らず、できるだけ手作りする
・怪しいもの、わからないものは自分で調べる
これだけやっておけば添加物は避けられます。
まとめ
4月から添加物の表示が変わる
- 「無添加」というあいまいな表示が基本できなくなる
- 「無添加」と表示するには使われていない添加物の具体的な名称の記載が必要
- 無添加だから安心・健康・安全とは書けなくなる
- パケ買い、価格買いには注意
- しっかり表示を見ていれば問題なし